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セキュリティの部屋

ランサムウェアPhobos/8Baseにより暗号化されたファイルの復号ツールの開発について

掲載情報の概要

はじめに

2025年7月17日、警察庁は、世界中で被害を及ぼしているランサムウェア「Phobos」および「8Base」によって暗号化されたファイルを復号するためのツールを開発したと発表しました。この発表は、サイバー犯罪との戦いにおける日本の警察の技術力と国際貢献を示す重要な一歩と言えます。

「ランサムウェアPhobos/8Baseにより暗号化されたファイルの復号ツールの開発について」の報道発表

報道発表の概要

今回の報道発表の要点は以下の通りです。
  • 復号ツールの開発:

    • 警察庁の関東管区警察局サイバー特別捜査部が、ランサムウェア「Phobos」および「8Base」に感染し暗号化されたファイルを元に戻すためのツールを開発しました。
  • 世界初の快挙:

    • これらの特定のランサムウェアに対する復号ツールは世界で初めて開発されたものであり、日本の技術力の高さを示しています。
  • 国際的な協力:

    • 開発されたツールは、欧州刑事警察機構(ユーロポール)に提供され、世界中の被害者の救済に役立てられます。
  • 一般への提供:

    • 復号ツールは警察庁のウェブサイトからもダウンロード可能で、国内外の企業や個人が利用できます。

この発表内容の意義

この発表が持つ意義は、単に技術的な成果に留まりません。
  • 被害者救済:

    • これまで復旧が困難であったランサムウェアの被害者に対し、具体的な救済策を提供するものです。これにより、多くの企業や組織が事業を継続できるようになる可能性があります。
  • サイバー犯罪への抑止力:

    • 警察がランサムウェアを無力化するツールを開発・公開することで、犯罪者グループに対する強力な抑止力となります。
  • 国際社会への貢献:

    • サイバー犯罪は国境を越えて行われるため、国際的な連携が不可欠です。今回のツール提供は、日本の警察が国際社会の一員として、サイバー空間の安全確保に積極的に貢献する姿勢を示すものです。

まとめ

警察庁によるランサムウェア「Phobos/8Base」の復号ツール開発は、サイバーセキュリティ分野における画期的な成果です。被害者の救済、犯罪の抑止、そして国際協力の推進という多岐にわたる意義を持ち、今後のサイバー犯罪対策に大きな影響を与えることが期待されます。

ニュースサイト

以下に、この報道発表に関連するニュースサイトのURLを記載します。

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